話すこと、食べること、笑うこと…
歯や口は私たちが健康な生活を送るうえで欠かすことができません。オーラルヘルスケアを通して世界中の全ての方にいい笑顔を提供するのが、歯科衛生士のしごとです。
これらは全て医療行為になるため、歯科助手にはできません。法的な資格を持ち、充分に訓練された歯科衛生士が、患者さんの状況に合わせて行います。
本校では、女性ならではの細やかな気配りができる歯科衛生士になって欲しいと願い、日頃の生活態度からも教育を行っています。
歯科衛生士は国が指定した歯科衛生士法に基づいて認定される国家資格です。高等学校を卒業(または同等以上の学力)した後、厚生労働大臣の認定または文部科学大臣指定の歯科衛生士養成学校に入学し、所定の単位・時間を履修取得し卒業することにより、国家試験の受験資格が得られます。そして国家試験を合格することで、初めて歯科衛生士の資格が認定され、歯科医療の場で活躍することができます。
医学や歯学の知識、それを生かして実際に患者さんに用いる技術やコミュニケーション力、そして現場での実習。病気の方や障害のある方が対象になることも多いので、日頃からことば遣いや心の支え方も大切にしています。
歯科衛生士の仕事の幅が広がり、病院での入院患者のケア、施設や在宅での高齢者や障害者のケアも増えました。したがって口だけではなく、からだ全体や心との関わりをみることの出来る方や、他の職種と協力して仕事の出来る方が今求められています。
診療室でのアシスタント業務を考えれば、歯科医師ひとりに二人の歯科衛生士が必要です。就業歯科衛生士の数は歯科医師を少し上回る程度ですので、まだまだ不足しています。さらに予防・健康管理業務に携わる方や施設・在宅での需要を考えると求人数はますます増加すると考えます。 (平成29年3月歯科衛生士求人数 1,216件 1,608名)